私は基本的に嫁とは仲がいいつもりなのですが、それでもどうしても一つだけ納得のいかないものがありました。それが「共感」というものです。ただ話を聞いて欲しい、というアレです。
ところが、どうもこの「共感」は今まで私が思っていた意味と違うのではないかということに気付きました。この記事で、以下のことが解決できます。
女性:男性への「共感して欲しい」の言い方を変えると、男性が話を聞いてくれるようになります。
男は「共感してくれればいい=あなたの能力はいらない」と受け取る
今日こういうことがあってね!
そうなんだ、じゃあこういう風にしてみたら?
アドバイスがほしいんじゃなくて、ただ聞いてほしいだけなのに・・・
こんなやり取り、ありませんか?うちはあります。
男女の脳の違い、なのでしょうか。
多分、私は頼られるのが大好きで、「自分だからこそ頼ってくれた」と思いたいんですよね。男ってそんなもんじゃないですか?
自分だから頼ってくれたということは、イコールで自分しか返せない答えがあるはず という理論なわけです。それは例えば自分ならではの価値観や意見というものを求められていると考えてしまっているということです。
それに対して「ただ聞いて欲しい」と言われると、私は「あなたの能力が必要なのではなく、聞いてくれる誰かがほしいだけ」と受け取り、じゃあ聞くのは自分じゃなくてもいいじゃないか、と考えてしまうのです。
女性の「ただ聞いて欲しい」はただ聞くだけではダメ。相手の気持ちに寄り添うこと。
嫁としてはただ共感してほしい、ただ聞いてほしい、それだけでいい。という風に言われるのですが、どうしてもそれが理解できませんでした。
本当にただの雑談のような形で「今日こういうことがあって・・・」という話であっても、それが愚痴であったり悩んでいる様子であったりすれば、途端に「なんとかしなきゃ」という気持ちが沸いて来て「それってこうすればいいんじゃないの?」と言っちゃうんですよね・・・。こういう返事をすると機嫌を損ねてしまうみたいです。
というのが今までの私の感覚です。
色々考えた挙句私は嫁に対してこういう風に言ったことがあります。
「黙って話を聞くのでアドバイスが欲しい時にはアドバイスが欲しいと言って欲しい」と。こういう風に明確に自分のスタンスを決めて話を聞いたのですが、それでもどうしても共感するという感覚になれず、このときは私自身が言いたいことを我慢して終わってしまいました。
その後もたまに思い出して考えていたのですが、ふと、嫁の求めている「共感」とか「聞いて欲しい」というのはそれ自体が実は解決策、なのではないかということに気付きました。仕事上も、誰かと話しながらアイディアをまとめていくタイプの人っていますよね。おそらくあれに近いのではないかと。
相手の気持ちに寄り添っていない解決策は、解決策とは言えない。これなら納得できます。
私が今までやっていたのは、単に自分視点から見た解決策を提案するだけの、非常に自分勝手で独りよがりな押し付けだったのかもな、と気付いてしまいました。
仕事の話なら仕事を優先すべき場面もあるでしょうが、そもそも嫁が話しているのは人間関係の話であったり、私と嫁との関係の話であったりするわけです。
つまり、今まで私は嫁の言葉通りに「ただ話を聞いてほしい」をそのまま「話を聞くだけ」と解釈していたのですが、もしかして「自分の気持ちをまとめるのを手伝って欲しい」なのかなと気付いたのです。
ただ話を聞いているだけという状態と、相手の気持ちに寄り添って話を聞くのは全くの別物。「この話を聞くの自分じゃなくてもいいのでは?」なんて姿勢で聞いていれば、相手も自分もやもやしたまま終わってしまいますよね。
まとめ 共感してほしいときの言い方と、共感するための聞き方
男性としては、もし女性が共感を求めてきたときには「共感」というふわっとした日本語にとらわれすぎず、「どんなときにどんな風に感じたのかを引き出す」という姿勢で、相手の気持ちを重視して話を聞いてみてください。
女性としては、もし男性に共感を求めるのであれば、聞いてくれること自体が解決になるという意味で「自分の気持ちをまとめるのを手伝って欲しい」などの言い方であれば、男性が余計な解決策を提示してこないかもしれません。
いかがでしょうか。
女性に限らず相手の気持ちを100%理解なんてできるわけではないけど、理解したいとは思ってるんですよね。
夫婦の関係を良好に保つための記事も書いています。誰かの参考になれば幸いです。下記リンクからどうぞ。
ではまた。
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