先日お菓子を買いに行ったとき、つい手にとってしまった「ねるねるねるね」。
子どもにどんなお菓子が良いかなと考えたときに、自分が感じた感動を子どもにも・・・と考えるのは親のエゴだろうか。
ふと気になって調べてみたところ、予想外に色んなことがわかったので紹介します。
ねるねるねるねとは? 自分にとっての元祖「知育菓子」。
クラシエフーズが○年に商標を取得している。超がつくロングセラー商品、「ねるねるねるね」。
1番の袋に入っている粉に水を加えてねるねるすると「あまいねばねば」が出来て、2番の粉を加えると、なんと色が変わって(!)「すっぱいふわふわのねばねば」が出来上がる。そこにトッピングのキャンディーをつけて食べるというお菓子です。
ちなみにきゅーらむは、1番のねばねばを少し味見して、2番のふわふわのねばねばはトッピングをつけずに食べる派でした。すっぱいのが良いのにトッピングつけたら紛れてしまうやん、と。じゃあトッピングはどうするかって?1番の味見の後にトッピングの袋を開けて直接口の中にざらざらっと。おいしいものは後に取っておく派なので。
さて、この「ねるねるねるね」は知育菓子というものに分類されます。何で色が変わるんだろう、不思議だね、というところから学びを得るわけですね。知を育てる。いい言葉ですね。
実は「知育菓子」という言葉もクラシエフーズが商標権を取得しているようです。
「知育」と言う言葉はよく聞くけれど、2020/03/07時点で「知育○○」など知育と名のつくものは商標登録出願件数でいうと112件あるそうです。多いわ。
お菓子、飲み物などの区分である区分30での知育関係の商標権は、クラシエフーズしか取っていませんね。何を思ったのか、この区分30でクラシエフーズは「知育\体育 \ 徳育 \ 美育」という謎の商標を取っています。なんだろこれ。お菓子で知育どころか心と体と美的センスまで育ててやるんだというクラシエフーズの野望かな。
ねるね研究室なるものがあるらしい・・・何それ魔女出てきそう。
「ねるねるねるね」について改めて調べる中で「ねるね研究室」なるものを見つけました。
知育菓子についての説明、商品紹介のほかにマンガやアニメもありました。なんとお子さんの自由研究の書式まであるんですよ、さすが研究室というだけありますね。
私のおすすめはキャラクター紹介ですね。「ねるねるねるね」のキャラクターには名前があるというのを初めて知ったのですが、気になったのは魔女さんですよ。
「ねるねるねるね」の魔女といえば、CMで出てくる「テーレッテレー!」ですが、なんとアレは魔女さんの口癖だそうです。公式設定なので間違いないです。あと、魔女さんはたまにスーパーでお菓子の実演販売もするらしいですよ。スポットライト当てるのかな。
気になる方は是非見にいってみて下さい。 →「ねるね研究室」
なお、クラシエフーズの公式サイトはこの記事を書いている2020/03/08時点ではSSL化されていないようで、「この接続は安全ではありません」とか表示される可能性があります。まぁ、IDとかパスワードとか入れるようなサイトではないので必要ないということなんでしょうけれど、消費者側に「安全ではありません」って表示されること自体が企業としてデメリットよね。気になる人は来なくていいよというスタンスかな。行くよ、魔女が気になるから。
「ねるねるねるね」は何故、色が変わるの?合成着色料・保存料なし
色が変わる、が「ねるねるねるね」の一番のポイントですが、その秘密は成分にあります。ムラサキキャベツに含まれている「アントシアニン」という成分は、pHによって色が変わるそうです。最初の1の粉は重曹が入っているのでアルカリ性で青系の色ですが、クエン酸を含む2の粉を入れると酸性に傾き、赤系の色になるということでした。
ん? 先日下の「ねるねるねるね」を買ったんですが・・・
青でも赤でもないぞ?
・・・wiki情報によるとクチナシの果実の色素らしい。wikiは 「ねるね研究室」 より詳しいな。
あの魔女は誰だったの・・・? むしろ声優がいたことにびっくりした。
「ねるねるねるね」といえば魔女が出てくるCMが今でも記憶に残っています。
もう30年くらい前のCMなのに未だに覚えているってすごいことですよね。
今回、記事を書くにあたって調べてみたところ、初代CM魔女はアメリカ出身のモデル、フランシス・ケネディさんという方だそうです。なんとこのフランシスさんは現在行方不明との噂・・・魔女だから?
ちなみに魔女の声は声優さんが担当しているとのこと。声は別人だったのか・・・。声優は鈴木れい子さん。Wikipediaで見たところ、1986年のCM開始以前から老婆の声をされることもあったようですが、以降は特に多くなっている印象がありますね。
あのCMから魔女イメージが付いて仕事が増えたんだろうか、とか勝手に考えたり。
鈴木れい子さんについてもう少し調べてみたところ、個人的に驚いたのが、「電脳コイル」のメガばあ役とか、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 」のエンヤ婆役とかもされていたそうです。まじか。ねるねるねるねの魔女とエンヤ婆が一緒か。
あと、この鈴木れい子さんの教え子の一人に堀江由衣がいるんだとか。ま、まじですか、西尾維新「物語シリーズ」の羽川翼役の堀江由衣さんですか。羽川翼は魔女の弟子だったのか(違)
時を越える「ねるねるねるね」の魔力・・・じゃなかった、魅力。
ということで、「ねるねるねるね」でした。
自分の子どももこれで「ねるねるねるね」を体験したんだけど、今ってCM見ないんだよな。これって「ねるねるねるね」の魔力・・・じゃなかった、魅力が半分しか伝わってないってことだと思うのだ。魔女の「ひっひっひ」「テーレッテレー!」「ねっておいしい、ねるねるねるね♪」がないとねえ。・・・やっぱりエゴだな。
お菓子で歴史を感じさせてくれたクラシエフーズには感謝を。
それでは。
あ、Amazonで箱買いできる時代らしいですよ。
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