嫌な上司との付き合い方【その上司はツンデレ】です。

仕事

昔、非常に苦手な上司がいました。一時期はそのことで非常に悩んでいて、過激になるので具体的なことは言いませんが「この人どうにかならないかな^^」とかなり追い詰められた思考にまで至ったことがあります。

では今その上司とどういう関係なのかと言うと、部署はもう違いますが、冗談を言い合ったりするし、飲みにも行ったりするし、なんなら会社の中での数少ないその元上司の理解者だと自負している、そんな状態ところまで来ています。自分の中で指折りの嫌な人間だったのに、今や評価がかなり高くなった、その経緯についてお話します。

キーワードは、「発想の転換」です。

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嫌な上司を言葉で表すと・・・?

その上司を表す言葉たち

  • 痛い
  • 高圧的
  • すぐ怒る
  • 聞く耳ない
  • 上にはいい顔
  • 頭ごなしに否定
  • 気に入った人贔屓

階段にしたくてちょっと無理やりにしましたが、嘘は言ってません。冗談ぽく肩パンするのが痛い。口悪い。 あと人の容姿に文句言うところも嫌だなぁ。
さて、この記事はその上司の悪いところを挙げるのがテーマではないのでこのへんで。

嫌な上司の印象が良くなった事件

少し見方が変わったきっかけ。
ある日、先輩社員の仕事の内容に関して上司が批判的なことを言ってきました。

上司
上司

あいつ(先輩社員)、なんであんなことしたんだ。こっちの仕事が増えたぞ。

確かに上司の言うことも間違ってはいませんでした。実際、導入した仕組みがうまくまわっていないところもあったからです。ですが、その先輩としては部長、社長といった上役の承認をちゃんともらって仕事を進めていました。もちろんこの上司の承認もです。そこにイラッとしてしまい、

先輩社員は関係する人にはちゃんと説明をして、納得してもらえたから進めたんです。もちろんあなた(上司)にも話をして承認したんですよね。それなのにうまく回らなかったらそのことを批判するんですか。

という旨のことをはっきりと言いました。すると上司はバツが悪くなったのか、「お前はそういう考え方をするのか…」と言ってその場を去りました。この言葉の真意は今でも分かりませんが、こうだったのかなという推測を書きます。

上司のことが分かってきた

自分の考えを持たず仕事をする人間が嫌(そりゃそうだ)

今になって思えば、その上司としては 自分の考えをはっきり持って仕事をしていない人間が嫌だったのでしょう。先輩社員に従って動いていた自分も意見を持っていないと思われていたのかもしれません。

それから上司の態度が変わったような気がします。あまり高圧的でなくなったというか、ちゃんと一人の人間として向き合ってもらえるようになったという感覚です。

この言い合いのとき、上司が求めているものにたまたま自分の意見が合ったということだと思います。上司としては自分の意見をはっきり持って仕事している人とは対等に話し合えるが、誰かに言われていやいや仕事をしている人間に対してイライラし、それをぶつけていたのかもしれません。それが適切だとは思いませんが、気持ちは理解できます。

口が悪くても、仕事ができる人間についていく人はいる

同じ目線で仕事ができない人間に対して 扱いが変わるというのはある意味当然のこととも言えます。

社員A
社員A

言われたことをやりました(やっただけで理由とか意味は考えてません)。

社員B
社員B

社長が言っているのでこれをしてください(僕が言っているんじゃないです)。

社員C
社員C

社内の承認はもらっています。これをやってください(あなたが納得する必要はありません)。

こんな人たちとはまともに仕事ができないですよね。

上司とまともに話ができるようになってやっと気付いたのですが、文句を言っている人ほど、それぞれがそれぞれに自分の仕事の範囲だけでものを見て「これが苦しい」とか「これをするのは嫌だ」とか言っていました。
皆がそうだというわけではありません。ちゃんと考えて仕事をしている人間であればその上司が言っていることが正しいというのは分かるので、そういう人間は上司の所にこれを教えて欲しいと言って勉強をしていました。口は悪くても、文句ばっかり言っている人間よりもずっと勉強になるということが分かっているから。

上司への周りからの意見は実際に上で挙げたように高圧的なのは間違いないし、口が悪いのも全くその通り。でも内容が間違っているかと言うと…そうではないんですよ。むしろ真っ当なことを言っていました。逆にその上司ほどその部署全体のことを見て物を言える人がどれだけいるかというくらい真っ当です。

「嫌いフィルター」ではなく「良いこと言うときもあるかもフィルター」

面白いのは、「この上司嫌だ」と思っている間は、「実は良いこと言ってるな」ということに気づけない、という点です。

こういう考え方はどうでしょうか。

どんなに嫌な上司、仕事上尊敬できない上司であっても、上司は上司。10年あるいは20年働いて何らかの形で会社から認められて管理職になっている人間なのだから何かしら学べるところがあるはずだ、と。いいところだけ真似すればいいのです。

嫌いになるというのは実は結構エネルギーが必要な行為でです。嫌いな人に対して、あの人は嫌だ、こんなところが嫌だ、と意識をしすぎてしまうとむしろ辛くなりませんか?

嫌な上司は実はツンデレだった(と思うことにした)

私はこう考えました。この上司はツンデレなんだな、と。こちらを怒らせるようなことを言ってきたなとか、嫌な思いをするようなことを言ってきたな、というのが実は構いたいだけの「ツン」。 結局、仕事上自分がいないと回らないような場面では「デレ」が出てくるのだと。正直40超えたおっさんがツンデレだと言われても 可愛くもなんともないですが、気は楽になりませんか?昔、実際このアドバイスをした人はそれを思い出して、嫌な思いをした時に思い出して少し気が楽になったと言っていました。

しかし、最近ツンデレという言葉も聞かなくなってきましたね・・・。

まとめ

どうだったでしょうか。

  • 「実は良い事を言っているんじゃないか?」
  • 「嫌な上司だけど、ここはいいところなので真似しよう」
  • 「嫌なこと言ってきた、今は「ツン」の時期か」

という「発想の転換」で、嫌な態度をとる上司とうまく接していきましょう。

もし耐えられず異動をしたい、と言う方はこちらの記事をどうぞ。


→→→【仕事が出来ない上司】から解放されたいあなたへ。

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